2009年7月1日水曜日

アマノジャク的考え方…




イオングループ・セブン&アイ・ホールディングスが

プライベートブランド・第3のビールを発売したと、

昨日のインターネットニュースで見つけた。

350ミリリットル缶で100円という価格らしい。


ニュースの中身を詳しく読んでみると、サントリーと

のコラボレーションによって実現したという。


最近、私の事務所の側に99円ショップがあるのだが、

確かに便利であって、24時間営業は眠らない都市東京

にとって大変にありがたい存在だ。

当然コンビニもその先、数十メートルにあるのだが、

人間「億劫」という意識が働いて、同じもの、いや、

同じらしいものを購入する場合、近場を選んでしまう

という意識が瞬時に芽生えてしまう。


で、言い訳ではないのだが、99ショップを利用する

ことが多くなってしまうのは、どうせ購入するのなら

より安いものへ…という心理は当然として、無印であ

っても、「同じものらしい…」という価値観、そちら

を選んでしまう…自分に突如気づく。


最近、99ショップは巧い戦略で「ローソンバリュー」

というイメージ戦略をもって、更なる消費者の意識混

乱を起こしている。かく言う私も、「なるほど、ロー

ソンがバックボーンなのね…」という不確実情報とい

う安心感で商品を買ってしまったりしているのだ。

これは、言わば低価格ブランドに他ならない。



企業は、当然「トヨタのかんばん方式」にもあるよう

にも乾いた雑巾をさらに絞る…という程に徹底したコ

スト削減を目指してはいるが、それは確かに大切なこ

とだろう。無駄を省き、そこから消費者還元+企業利

益を生み出すことは決して悪いことではない。

それらの血の滲む企業努力が現在の低価格を生み出し、

そして消費者はその恩恵を受けている。


今夜私が飲んでいるワイン、大変にリーズナブルなも

ので、最近の私の夜の友なのだが、価格から判断して、

このワインが葡萄からこの液体になるまでの過程を考

えると…葡萄農家の真実の声を一度聞いてみたいと思

ってしまう。長い間育てた葡萄達の、その先の末路…。

薄利多売という言葉はあるが、生産農家は、現代の低

価格時代をどうとらえているのだろうか?


100円ビールから始まった話。

何か、自分で話の結論がうまくまとめられなくなって

しまいました。


時代を否定も出来ず、時代を必要として、時代に疑問

を持ちつつ、そして流されている自分に悲しさを感じ

ます。


だから、今夜の安ワインも、生産者に感謝しつつ、ち

びりちびりと楽しみたいと思います。


深謝!!






1 件のコメント:

  1. おはようございます。
    私も以前から同じような気持ちで、しかし、つい安い99で買い物をしております(^ ^;
    以前、陸送ドライバーのバイトで高速を使わず下道(シタミチ)で全国ツツウラウラ走っていたことがありましたが、実にトラックの数が多いことにビックリしました。
    低価格は消費者にとっては有難いことですが、流通コスト削減でドライバーには過酷な負担かかっているのが現状です。
    今だに、トラックの居眠り運転などによる事故のニュースを見るとなんだか胸が痛くなります。

    ・・・と、考えつつも、これから近所のローソン100へ食料を調達に行く準備をしております(^ ^;

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