2009年7月28日火曜日

Little Essay 誕生秘話…






この本名企劃事務所のホームページの中に、

この私自身の「日常ブログ」と共に…

もう一つ静かなプログを立ち上げています。


心は気まぐれ・本名康友のLittle Essayという

タイトルで書き込んでいるのですが、これは…


「現実と非現実」の間に存在する一瞬の出来事

を切り取った風景描写です。


絵画でも、沢山の往来がある風景や、風になび

く木々や、子犬とじゃれる子供達や、口づけを

交わす恋人達や、揺れ動く世界等を、写真と同

じように切り取っています…。


それを私は「Little Essay」と名付けました。


本名康友のLittle Essayは、実は今から25年程前

に誕生しています。


25年前、私は仕事で地方都市におりました。

というよりも、25年前、私は株式会社本名企劃

事務所を立ち上げ、東京に本社を、地方都市・

そう福島県郡山市に支社を持ち、たった一人で

行ったり来たりの往復で仕事をしていたのです。


某仕事で、郡山駅前に「ショットバー」のプロデ

ュースを依頼され、コンセプトワーク・ロゴマー

ク・内装計画・メニュー開発・スタッフ教育マニ

ュアル・告知活動全てを請け負いました。


圧巻は、回転ドアと80cm×7mの超ロングのカウ

ンターバー。さらにサントリーの角瓶をメインに、

ストレートでも、ロックでも、水割りでも、ソー

ダ割りでも全て350円というリーズナブルさ。


店内の大きな黒板には、その日のお勧めメニュー

と定番メニューがチョークで書かれ、25年前の店

にしては、それはそれはお洒落でした。

現在も健在であります。


私はいつもそのカウンターで酒を飲んでいたので

すが、毎回使われる「コースター」。

これが、お客様が去ると、そのままゴミ箱へ直行。


ある夜、何気なくコースターの裏を見ると真っ白。

言わば…素敵な原稿用紙がそこにあったのです。


私は店の了解を得て、そのコースターの裏面の真

っ白な原稿用紙にLittle Essayを書き始めました。


丸い小さなスペースに収まる「小さな話」。それ

がLittle Essayの始まりでした。


いつしか、そのバーのカウンターの上には、私の

Little Essayコースターが多数並ぶようになり、

そしてそれを楽しみにしてくださるお客様が増え

ていったのです。


その後私は郡山を離れ、東京での仕事に集中する

ようになったのですが、それで郡山のLittle Essay

はジ・エンド。


インターネットという代物が誕生し、BLOGとい

う存在を知って、再び書き始めたLittle Essay。

お蔭様で既に100話を越えて、ゆっくりとですが

今も書き貯めています。


嘘かもしれない本当の話…、本当かもしれない夢

物語。「現実と非現実」の間に存在する、不思議

な世界を、ぜひお楽しみいただければ幸いです。


長くなりました…。

それでは、皆様…お元気で…。






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