2009年7月7日火曜日

七月七日 亡父・本名欣二に捧ぐ 

      故本名欣二作 「母と子」




深夜零時を過ぎました…。


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「今日の一言」にも書きましたが…

今日は平成二十一年・七月七日、七夕。


この七夕と言う日は、私にとって大切な日であって…

別に恋愛伝説ではないのですが、私の愛すべき父

「本名欣二」が亡くなった命日なのです。


私の亡父は、地方都市の優れた某企業の経営者であり、

また優れた画家でもありました。平成七年七月七日、

残念ながら早くも還暦で亡くなった彼は、今でも私の

指針・誰よりも尊敬する人間として心の中で生き続け

ています。




私は、亡父に対して大きな自慢があります。

亡父は沢山の素晴らしき価値観を残してくれましたが、

その中でもたった一つ、私の心に刻まれ続けているこ

とがあります。


それは…


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今まで…私は、

亡父に対しての悪評や、陰口や、

ましてや 非難の言葉を一度も

誰からも聞いたことがない…という事実…


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私はこの事実に対して、本当に感謝しているのです。


私は、この「本名欣二」という人間を誇りに思い、

彼の生き様に対して心から感謝すると共に、彼の何十

分かの一つ、いや何百分かの一つでも、私のDNAに残

っていてくれたらと願っているのです。


もう現実、私の生きてきた道程、日頃の行いが、こと

ごとくそれらを打ち消してしまっているのは理解して

いるのですが、それでも、私は亡父に近づきたい…と

願っているのです。


亡父は、素晴らしき経営者でした。が、それ以上に感

性の人であり、芸術家としての父の作品は世界中の優

れた画家の中でも第一級だと感じています。


私が、美術大学に進みたい…と懇願した時、静かに笑

ってくれた父・そして、父のアトリエでデッサンを特

訓された日々…。


その時、「木を見て森を見ず…」小さな点ばかりから

描写しようとした私に対して「大局的なものの見方」

を教えてくれた父。


これはデッサンの基本だけでなく、全ての生活や企業

経営に大切な教えだったのでしょう。


しかし、実は…その時の教えは、現実…私自身未だ実

践できず、私が父の元に旅立つまで間に合うかどうか

が心配なのです。


平成七年七月七日、午前五時七分に他界した父。

最後まで、お洒落で、イキで、そして美しい人生を全

うした父。


今夜、空を見上げたいと思いますが…

心から…晴れることを祈ります。


私は、父が大好きでした。そして、この偉大なる人間

を父にもった私は、大変に幸せな男だと感じています。


合掌





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